■システム解説
 トラキアには独特のシステムがあります。それがまた難解であり、厄介なのです。

【かつぐ】  味方キャラで自分より【体格】が低い者を担ぐことができます。危険な場所にいるなら、救出することができます。
 担いでいる間は、その者の能力値が下がります。

【捕らえる】  このコマンドを選び、敵にトドメをさすとその敵を殺さず、捕らえる事が出来ます。捕らえたらその敵が持っているアイテムは全て応酬することができます。しかし【解放】しなければ、捕まえたままなので、【かつぐ】と同様に能力が一定量下がります。

 また、【体格】が相手より上回ってなければ捕らえる事ができません。しかも【捕らえる】を実行した場合、攻撃時の能力が下がります。

 しかしこのトラキアでは、お金が通常もらえません。敵を捕まえて売るしか入手する方法がないのです。もちろん、貴重なアイテムは全て敵が持っています。捕らえなければ手に入らないアイテムばかりです。そういう相手に限って、また無茶な配置で奪いにくくなっています。

【疲労度】  これは同じキャラを使い続けられない制約です。敵と戦闘、回復魔法など、移動以外の1行動をすると+1されます。これがHPを越えてしまうと1章休まないと出撃できません。
 当然ながら、HPの低いキャラを酷使するとすぐ休まなければなりません。唯一【Sドリンク】を持っていればそれを無視することができますが、高額な上、売っている場所がほとんど無く、さっぱり贅沢できません。そういうゲームです。

【指揮】  指揮はキャラによって付いている能力で、★1につき、5%を全軍に+αする能力です。
 戦闘には使わなくても、出しておくだけで能力を発揮するので嬉しい限り。もちろん、出した数の合計だけ+αされるので、戦闘に役に立たないキャラでも出しておく事が多いですな。 グレイドとかグレイドとか、それとグレイドとか…。

【再行動】  行動終了した後で、さらにもう一度行動できる確率の事です。星の数が多いほど再行動する確率が高くなります。



■システム的欠点
 トラキアには独特のシステムでこれは確実に失敗であり、困っている事です。これは個人的な意見です。

【回復失敗】  回復魔法にも命中率があり失敗します。回復しなければ確実に死ぬという場面でもお構いなく失敗します。

【弓兵不要】  敵からアイテムを奪い、自軍の物とする【捕らえる】ですが、これは隣接した相手にしか行えません。つまり弓兵では【捕らえる】事は不可能なのです。このゲームは容易く必殺の一撃が出ます。いつ必殺が出るかわからないので、怖くて使えないのです。

 しかし難易度の高いこのゲームで魔法系を使わざるを得ませんし、マージナイトのような騎乗魔法使いもいるので捕らえ易いという部分があります。だから、捕らえる事も可能で、能力が高い剣士系に物理攻撃は任せてしまいます。そのため、弓はいらないのです。

【難易度】  とにかく序盤はプレイヤーの運だけが頼りです。命中しなければ死亡という場面が何度もあります。
 後半になれば、多少はFEらしく、強いキャラを盾にして乗り切る事ができるのですが、序盤はそんなものはありません。3章、4章辺りで、敵にどうしても勝てず死ぬ、というなら1章からやり直して、リーフをLV20にでもしなければ乗り切る事ができません。

 一つ言えることは【欲を出すと死ぬ】です。





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