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●こちらは、「スーパーロボット大戦Z」をダラダラと遊ぶコーナーです。間違っても攻略ではありません! あくまで日記的プレイです。攻略のつもりで読むと、まったく参考になりませんので、ご了承ください。(メカの好みもあるし)
 急がず慌てず書いていこうと思いますので、お時間ある方は、どうぞ。


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■ 「セツコ・ストーリー」 
*先に進めば進むほど、ネタバレ要素が強くなります。閲覧する場合は、それを了承した上でお進みください。


【Act.1】 【Act.2】 【Act.3】 【Act.4】

 セツコ・ストーリー:ACT.3  【旅立ちと世界と】


■仲間がどこかへ行ってしまう。抱えきれない不安が悪夢となり、目を覚ます。

 そこはまたも、見慣れない場所……。

 ここはパラダイムシティという街。雨の中で倒れていたというセツコは、この屋敷の主人に招かれたのだという。

 そして名前以外の記憶を失っていた。しかしこの街では、そうした者が集っているらしい。セツコもまた、その一人であった。

■自分が何者で、何をしなければならないのか? それがわからない。ただ、セツコの中に仲間というものの大切さが根付いていた。

 だから、主人であるロジャー氏を探すドロシーに同行した。そして、なぜかはわからないが、彼女の事を”チーフ”と呼ぶ。

 どうしてそう呼びたいのかはわからない。しかし、先輩となる人物をそう呼ぶべきという気持ちが、セツコの中にはあった。
 それを思うと胸が締め付けられる…。

■ロジャー氏の捜索の果てに、出没した謎の包帯男。…それは敵。
 戦わなければならないというのに、セツコはバルゴラを見ても、その記憶を取り戻すことができない。しかし包帯男の言葉により思いとどまる。

 どんなに悲しくとも、辛くとも、忘れてはいけない事がある。忘れてしまえば、それは自分達……グローリー・スターを失う事となるから。
 現実から目を反らしてはいけない。誇りを失うわけにはいかない。だから彼女は、自力で記憶を取り戻し、敵へと向かう。

■記憶を取り戻したセツコ。彼女は今、一人で世界を巡っている。
 生き別れたトビー中尉を…、仲間を探しバルゴラを完成させる。それが自分の生きる意味だという信念を宿しているから。

 ブレイク・ザ・ワールドという現象により混在する世界は、様々な事情と複雑な状況下にあった。
 そんな中で、とある街にたどり着いたセツコには、悩める少年へと向ける笑顔があった。
 気弱で引っ込み思案なセツコ。…でも、ほんの少し強くなれたのかもしれない。

■新連邦政府との戦いを経て、再び共闘する事となったエゥーゴ。過去の経緯はどうあれ、この世界においては数少ない味方でもある。

 彼らはデンゼルの死を悼んでくれるし、彼女の身の安全をも案じてくれる。だから、ティターンズの敵となったセツコに同行しないかと誘ってくれた。

 しかし、セツコには目的があった。トビーの捜索、そしてバルゴラの完成のためその申し出を受ける事はできなかった。

■アーガマに同乗して、太平洋上に浮かぶ都市トリニティシティへ、そして北アメリアへ。様々な仲間と出会い…、別れ…、勇気を貰いながら、トビーを探し各地を転々とする。
 だが、多元世界はいつも、戦闘に見舞われていた。多くの敵と敵対する勢力。旅が続く中で、世界を取り巻く情勢は悪化の一途をたどっているようである。

 セツコはそういった空気を肌で感じながら、今日も孤独な旅を続けていた…。

■旅の途中、エマーンの開く交易所、バザーへと顔を出したセツコだったが、チラム軍の”特異点”捜索に彼女自身が反応を示してしまう。
 もちろん何のことか理解できず、反論するセツコではあったが、あくまで強硬な態度で捕縛しようとする軍。

 だが、前に軌道エレベータの防衛にあたっていた桂と出会い、その場から退散する事ができた。
 しかし、自分が特異点……、という自覚もない。彼らの言う真実とは…。

■だが、チラム軍の追跡は執拗だった。セツコ達はやむなく応戦するものの、チラムだけではなく、異星人軍や、正体不明の生物までも攻撃を仕掛けてくる。

 だが、気弱なままのセツコではない。グローリー・スターの一員として、心が強くなったセツコは、ひるむことなく戦いを続ける。

 だが、その真っ只中で、ガナリー・カーバーにトラブルが…。

■それと同時に、まるで狙い澄ませたかのように姿を現すアサキム。チーフを、デンゼル大尉を殺した男だ。

 セツコは怒りに任せ、乱戦の中をバルゴラで突っ切る。そして、その男へと対峙した。
 だが、アサキムは言うのだ。

「君に求めるものはそれじゃない。身を焦がすんだ、甘美な絶望に…。」

 そしてバルゴラに痛手を負わせる。セツコは何をする事なく行動不能に陥る!

■一瞬にして立ち向かう術を失った彼女の前に、彼が現れる。セツコが探していた、ずっとずっと探していた仲間、グローリー・スターの一員。トビー・ワトソン。

「中尉! トビー中尉なんですね!?」
 未だ、夢うつつの中にあるようなセツコ、彼女はそれが現実である事を確かめるために叫んだ。
 そして彼は笑顔で答えるのだ。
「…俺の背中の星がみえないのか、セツコ。お前も背負っているグローリー・スターがよ!」

■トビーはこの多元世界に飛ばされてから、ずっとアサキムを追っていた。もちろんセツコの事を忘れたわけではない。大切な仲間として探してもいた。

 …しかし、こいつだけは許せなかった。

 セツコよりもずっと長く、デンゼルと共にグローリー・スターであり続けたトビー。尊敬すべき上司を、信頼の置ける戦友を殺された。
 その怒りの矛先を、このアサキムという敵へ向け、叩きつけるために来たのだ。

■アサキムとの激闘。しかも味方より離れた位置にいる事で、誰も助けには来てくれない。
 トビーとセツコ、たった二人だけでこの強敵、漆黒を駆る男アサキムを倒さなければならない。

 トビーは叫ぶ。ドサクサ紛れでなければ、チーフもやられなかった! いまの俺達の任務は、お前を倒す事だ!…と。

 デンゼル大尉への弔いを…。それが、いまのグローリー・スターに課せられた使命でもあった。

■圧倒的な戦闘能力の差。トビーもバルゴラの能力を引き出して戦ってはいたが、それでもアサキムの力は強大だった。

 それでも立ち向かい、なんとか追い払う事に成功したセツコ達ではあったが、アサキムはまた、何か含みのある言葉を言い残す。
「今は、同胞との再会を喜ぶがいい。」

 妙にひっかかる言い方。一体なぜ奴はグローリー・スターを狙うというのだろうか? …何も、わからない…。
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 セツコ・ストーリー:ACT.4  【仲間と絶望と】


■戦いの場に現れ、誘うのは新連邦軍、カイメラ隊所属のレーベン大尉。女性が苦手な優男であった。

 彼は新連邦は権力闘争と腐敗が進んでいる。そして異星人の介入などによる災厄で、腐敗していたとしても解体できない状況にあった。

 彼は密命を受け、外敵から自衛をする戦いをしてくれないか、と頼んできたのである。現状では対処しきれない敵から人々を守って欲しい。そう申し出てきたのである。

■その夜、トビーとセツコはこれまでの事を話し合っていた。
 セツコがトビーを探して放浪していた事、そしてそのトビーの元には何度となくアサキムが現れ、攻撃してきた事…。

 目的はやはり謎のままだ。だが、アサキムの口ぶりからすれば、再び襲ってくる事は予想できる。
 トビーは聞く。俺達はもう軍には戻れない。それでもグローリー・スターを続ける気か?…と。
 でも今のセツコにはそれこそが生きる意味。継ぐのだ。その意思と誇りを。

■…とはいえ、旅はそれなりに順調で、隊が開いたバザーにも協力する二人。

 戦闘用アンドロイドが来ているという話に、トビーの一言。
 あの小柄なモームが細腕でデカイ銃器を振り回すのも、なかなかにオツなもんだがね…だとか。

 どうやらトビーは、そっち方面のアニメ好きらしい…、セツコにも少〜し引かれている…?
 それはそれで、楽しい旅の思い出……なのか…?

■セツコ達はゲイナー達がエクソダスする”ヤーパンの天井”主催の、エキデン大会に出る事になった。強制出場なのだとか。
 しかし、トビーは持病で出られないという。

 病がうらめしい…と、沈痛な面持ちで残念そうにしている姿を見て、セツコはグローリー・スターを背負って勝つ事を誓う。かなりやる気の様子だ。

 しかし、トビーに持病があるだなんて、初めて聞いた事なのだが…。

■…………………。

 なにか、非常に元気そうなのだが…。

 トビーさん、あなたまさか…。
 サボリですか…?

■ドームポリス・カテズにて、女装したロラン・セアックの姿に一言。

「…あのロランなら俺、OKだな…。今度、ロランに服でも買ってやるかな…。」
 俺も! 俺も!と同意する愚かな男達の横で、またも、うろたえつつ引いていくセツコ。しかし彼は言います。

「気にすんなセツコ。俺はいたってノーマルだ。」
 トビーさん…、なんというか、すこぶる自由な人ですね…。純情可憐なセツコも、少しはトビーに慣れるべきかも?

■セツコがこの世界で目を覚ました場所、パラダイムシティ。その言葉にトビーが反応した。
 彼と何度も交戦したアサキムがその都市の名を口にしたというのだ。

 何かがそこにある。

 そうであるはずなのだが、セツコにはそれが何を意味するものなのか、検討もつかない。
 トビーと再会してから、楽しい時間を過ごしてはいる。しかし、アサキムは必ず接触してくるはずなのだ。


続く…… 
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 少しづつ更新していきます。
 ご覧の通り、読み物みたいなものですので。気長にお付き合いください。


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