「丸焦げになってしまえ!!」
乗っていたメカが破壊されてしまいました。だけど、彼はそれでも怒りのままで突撃してきたのです。
「くそっ! 母ちゃんをバカにすんなーーー!!」
彼は…少年時代を思い出していました。母と顔がそっくりだったために、小学校ではイジメられ、中学では告白した彼女に速攻でフラれてしまった…。
俺の人生…こんなもんかよ! ……そう、彼は悪くないのです。単純に、顔が悪かったのです!!
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「ソウダ! オマエハ ワルクナイ!」
「オマエハ オレタチノナカマダ!」
「み、みんな……。」
ここで出来た友達。初めての友達が応援に駆けつけてくれました。見た目はバイキンですが中身もバイキンです。…でも、彼にとっては、かけがえのない友達だったのです!
───さあ、反撃開始です!!
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「きゃああああ! このお風呂、ばっちぃ!!」
トク様が友情パワーに目覚め、フルーレさんを跳ね飛ばしました。そして落ちた先は、彼専用のお風呂です。しかも、湯船を洗っていないため、キタナイのなんの…。
よく見ればバスクリンもド緑! これは危険! 反則です!
「その湯加減がちょうどいいんだよォォォ!!」
すさまじい破壊力の攻撃はフルーレさんを打ちのめしました。毛が浮いてるとかありえません! なんの毛でしょうか?!
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「……いいかげんに出口を教えないと、貴方のこのキタナイお部屋の写真、エリアス中にバラまきますよ?」
「ああ! それはっ!!」
戦いはすんなり終わりました。フルーレさんがいつのまにか写していたスクリーンショットには、秘蔵のH本の置き場所がくっきり写っていたのです。
彼にはもう、降参するしかありませんでした……。
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